シ白蟻防除施工の代表的な工法としてバリア工法があります。当社も標準的に採用している工法です。
上の模式図の灰色部分が基礎の断面になります。
水色の部分が薬剤散布のイメージです。名前の通り基礎・土台・基礎パッキン・土壌面などの表面をコーティングするようなイメージで白蟻の進入ルートを根こそぎバリアする工法になります。
実際には土壌・木部・コンクリートに薬剤が浸透していきますのでもっと立体的に薬剤でコーティングされるイメージです。
基礎全体を上から俯瞰すると上の図のようなイメージになります。
基礎全体に薬剤を行きわたらせるイメージになります。
実際には基礎以外に束柱や鋼製束、各種配管配線等が地面と木部の間に存在しますので地面から木部へつながっているるルートには全て薬剤を散布します。
バリア工法の根本的な考え方は、シロアリの生態・習性に基づいています。
土壌性昆虫であるイエシロアリ・ヤマトシロアリはあくまで土壌内を拠点として活動しますので、地面のレベルから住宅の木部につながるルート全てをバリアして進入ルートを塞ぐ事を目的としています。
ベタ基礎で全体がコンクリート基礎で覆われているので、基礎の床面全てを散布する必要が無いと思われるお客様もいらっしゃいますが、微細なひび割れ等でもシロアリの進入ルートになり得ますので、全体を漏れなくカバーする必要がございます。