インスタグラムの私のフォロワー様から、リフォームと白蟻駆除についてご質問を頂きましたのでブログでも解説していきたいと思います。
被害状況やリフォームの範囲にもよりますが、理想としては解体時に一度防蟻薬剤散布に入り、リフォーム完了後に床下等から再度薬剤散布できるのがベストです。
例えば、在来の浴室を解体してユニットバスに入れ替える場合などは、ユニット自体が浴室空間を大きく覆ってしまうことになるので、浴室の外壁部分や天井裏などはどうしても死角ができてしまい、散布できる範囲が少なくなるからです。そのため、最も効果的なのは解体時の薬剤散布になります。
保証期間内で特に気をつけて頂きたいのは、被害が発生した場合に「再施工」で済ませることは極力避けたほうがよいということです。
「再施工」とは、要するに「シロアリが発生したからもう一度薬剤を散布します」ということです。
ですが、よく考えて下さい、しろありを予防する為に依頼して薬剤散布したのに、白蟻を発生させてしまった会社や作業員がもう一度薬を撒いたところで安心ですか?
そして、しろあり被害にあった住宅というのは売却査定時に評価額が下がる要因にもなり、2010年に改正された民法の規定で不適合責任をおわされる危険性もあります。
損害賠償を適用して、被害を受けた材や周辺も解体して、きちんと修復のリフォームを行わせて下さい。