先日近所の公園を散歩しておりましたら、伐採した古木の切り株に白蟻の形跡を発見しました。
上の写真は切り株を上から見たところですが、中心部からポッカリと穴が開いているように見えます。
腐ったりして木が崩壊する場合は、このように外周を残す感じではなく、全体的にまんべんなく腐っていきますので、おやっ?と思い、外側の皮を手でめくっていくと。。。。
いました。(動画は虫が嫌いな方は閲覧注意です!)
もうそろそろ、この木も食べるところが少なくなってきましたので、新たなコロニーを作る為に群飛行動の準備も行っていました。
まだ数は少ないですが、身体が黒く変色し、羽が生えています。群飛の準備中です。
切り株の上部、少し欠けた部分をめくってみると、黒蟻(イトウオオアリ)がシロアリを捕食していました。
「シロアリあるところにクロアリ在り」という感じでしょうか。
家の木部を食べた白蟻は害虫として忌み嫌われますが、このように公園でも森でもどこにでも普通に暮らしています。彼らにとっては枯れた倒木や古木がそもそも唯一の食糧であり、人間によって森や林が住宅地化され、アスファルトやコンクリートで土を覆われてしまったので、仕方なく家を食べているだけなんですがね。シロアリにとっては人間こそ迷惑な存在です。