床下に入って、木部や床下全体に薬剤散布するのが最も効果的で完璧な防蟻処理になりますが、床下に入らず建物の外周からある程度シロアリやゴキブリの侵入を防ぐことができますのでご紹介します。
基礎と外壁サイディングの間の水切りという金物がありますが、この部分は床下換気の為に隙間が開いています。
その通気の為の隙間のすぐ上に土台という構造材があり、外部から害虫が侵入する1つのルートになっています。
水切りを下から覗き込んだ状態です。
床下から見た基礎パッキン(黒いスペーサー)と土台です。
床下でライトを消すと、外の明かりがこんな感じで見えます。
スリットから薬剤を噴霧してあげることで、基礎パッキンと土台の一部に薬剤が付着しますので、侵入しようとした害虫の身体や足にも薬剤が付着し駆除することができます。
お家の構造や建築方法によっても異なるのですが、特に玄関周りや袖壁などは被害が多い箇所になりますので、5年周期くらいで噴霧してあげると安心かと思われます。
当然ですが、基礎の内側のクラック、水抜き穴、配管まわりから侵入するものに対しては一切効果はありませんのでご注意下さい。