• 兵庫県尼崎市の白蟻防除会社

薬のメリット・デメリットについて

現在日本の白蟻防除業界では、薬に関して2種類の派閥があります

一つは旧来の社団法人日本しろあり対策協会(通称白対協)が認定する化学合成薬剤

もう一つは、天然鉱物「ホウ酸」を使用するものです。

日本では、なぜか1民間団体の白対協が絶大な権力を持っており

ほとんどの害虫駆除会社は白対協が認定する化学合成薬剤のみを使用しています

アメリカでは逆にホウ酸のみが正式に防蟻薬剤として推奨されており

日本でも数々の重要文化財等にホウ酸が使用されるようになってきました。

圧倒的に使用割合で言えば化学合成薬剤が多いのですが

実はそれぞれにメリット・デメリットがあります

例えば、小さなお子様がおられる、化学物質過敏症のような症状が感じられる

喘息などの持病がある、ペットが心配等々、化学合成薬剤を使用しない方が良い場合

あるいは、ホウ酸を主に使い、必要な部分のみに最小限の化学合成薬剤をピンポイントに

使用するなど、臨機応変に工法は変更すべきではないか?というのが

私の考えです。

日本特有の「長いものには巻かれろ」的な感覚で、ただのいち民間団体に忖度しすぎるのも

いかがなものでしょうか?

業界全体の忖度により、消費者の選択の幅が狭められているのは異常な状況だと感じます。

お客様目線がおざなりにされ、様々な選択肢があることを説明もせずに、お客様が知らないのを

よいことに、勝手に薬剤を選定して施工することがまかり通ってしまっています。