• 兵庫県尼崎市の白蟻防除会社

悪徳シロアリ業者の例

以前に調査させて頂いた尼崎市のお客様の一例です。そのお客様は相続された平屋建ての家にお住まいで、まえからフローリングがペコペコすることが気になっていたそうです。

そんな時にちょうど 、飛込訪問で業者が訪問してきて無料床下調査をしてくれるということでお願いしてみたそうです。

LDのピンク色の丸の部分がペコペコと鳴っている部分ですが、調査を終えた飛込業者が白蟻被害だと断定しました。

「 すぐに施工したほうがいい、費用は本来29万円だが、近くで工事があるので同時施工で15万円にする」

と言われたそうです。

そのお客様は29万円が15万円になるという説明と、根拠も無く白蟻と言い切られたことに不信感を持ち、人づてに私に再調査を依頼して下さいました。

私が調査で床下に入ったところ、床下から確認した限りでは外観上も打診しても根太や大引きや床板に異常が無く、床下全体を調査したところ、浴室の土台に異常を見つけました。

写真は、私が外皮を破って中を確認したので、破る前は小さな穴が開いているのと少し蟻土が付いていたくらいでわかりづらかったとは思いますが、プロとしては気づくべき問題点です。

床板とフローリングには隙間がありますので浴室の床下内部から発生した白蟻が廊下を渡って食い進んでフローリングの裏側を食害していると考えられます。フローリングをはがしてリフォームされないのであれば周囲を穿孔して薬剤処理する必要があります。

更に、浴室とトイレは基礎で周囲を囲まれている為、内部を床下から処理することができないので、床上から穿孔して薬剤処理する必要があります。

そのお客様によると、その飛込業者からは、浴室土台の被害や穿孔処理の必要性についてまったく話が無かったとのことです。

更に言えば、その業者は上の図のような間取りも取らずに調査を行ったので、当然ながら、こちらの現場の平米数もわからないはず、家の広さもわからないのにどうやって単価計算したのか?間取りをとらずに床下に入って、見落としや進入できなかったエリアをどうやって把握するのか?このお客様の被害状況をどのようにして社内で記録するのか?被害状況をお客様にどのように説明するのか?疑問がたくさんわいてきます。

このような、観察能力や白蟻の生態に関する知識の無い業者に15万払おうが29万払おうが絶対に白蟻被害は止まりません。白蟻の生活エリアと関係のないところに薬剤を適当に散布されて終わりです。

ちなみにこちらのお宅は40㎡未満でしたので、私は4万8千円(税込み)で施工させて頂きました。