白蟻はとにかく予防が大切！

「白蟻の薬はシロアリが出てから散布すればいいんじゃないの？」

「点検してもらって、白蟻の被害が無かったら薬の散布はしなくていい？」

とおっしゃるお客様がおられますが

まったく逆です！

白蟻が建物の一部に接触する段階で駆除できるように、薬剤散布で予防しておかないと、被害が出てからでは手遅れなのです。

被害が出ていなくて床下の環境が良好な内に隅々まで薬剤を散布しておくことで被害にあうことを防げるんです。

写真の畳の横の木材ですが、指で押すとへこんでしまい、ペコペコとしています。内部が食い荒らされて外側の皮だけ残り牛乳パックみたいな内部構造になってしまっているのです。

床下から見ると、床板を支えていた根太がボロボロになって落下してしまっています。

正直、被害がここまでくると、床下全体に被害が広がっていることは予想できるのですが、どの大引きや束柱がどの程度食べられてしまっているかは把握しようがありません。

牛乳パックのように木材の内部を食い荒らすのがシロアリですから、床下全体をレントゲン写真撮るわけにもいかず、被害がそれ以上進行しないように防ぐのが精一杯です。

床をリフォームする際も、どこがどの程度被害を受けているかわからなくなってしまっているので、全部交換することになり、費用も高額になります。

とにかく定期的に早めの予防工事をおすすめします。