• 兵庫県尼崎市の白蟻防除会社

土を基本に考えないと何の意味も無い。

注目するのはイエシロアリとヤマトシロアリ

世界中に約3000種類いる白蟻の中で、近畿圏に生息することができて家屋に甚大な被害をもたらすシロアリというのは「イエシロアリ」「ヤマトシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」の3種類しかいません。

その中でも「アメリカカンザイシロアリ」については、外来種で生態が全く異なり、駆除方法も全く異なります。現在尼崎市においても被害地域が限定されており、別途その駆除方法や生態について説明させて頂きます。

ですので、このブログの中でシロアリというのは「イエシロアリ」「ヤマトシロアリ」に限定します。

マンションの窓枠内に営巣するイエシロアリ

温度と活動範囲

イエシロアリは活動はじめるのが9℃から、活発に木を食べるのは30~35℃、ヤマトシロアリ活動はじめるのが6℃、 活発に木を食べるのは25~30℃。それぞれの活動温度から高すぎても低すぎても、温度が安定している土の中に帰ります。土の中は冬は暖かく夏は涼しいからです「地下シロアリ」というグループに分類されます。

特にイエシロアリに関しては、土壌の中に固定巣をつくることで知られており巣の直径は大きなものでは1m、巣から餌場までの移動距離は半径100mもあります。一軒の家の真下に本巣があるとすると、隣の家やそのまた隣の家まで加害している可能性は十分にあります。

お客様に土の中での白蟻の生態を説明しない白蟻業者は疑わしい。

上記の、白蟻は必ず土の中からやってきて、土の中に帰っていくという基本的生態をお客様にご説明した上で、土壌面に薬剤を撒く大切さ、どのような考え方で駆除予防を行うのかお伝えしない業者は疑わしいですね。

床板まで食い荒らされて床がフニャフニャしていたり、柱が食われて穴から羽蟻がたくさん飛び出てきたりして、とかくお客様は基礎より上の家屋に気が行きがちです。その原因は地下(地中)にあり、原因に対処しないと同じことを繰り返すことになってしまいます。